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ロードバイクとクロスバイクによるサイクリングと写真の記録。オフシーズンは雑談

雪道を自転車で走りたい

毎年、雪国の冬季間というのは退屈な期間で、ただただ、早く雪が溶ければいいのにという日々を過ごしてしまいます。

要するに、冬でも自転車が乗れたら良いのですが、現状所有のクロスとロードでは走れません。自分自身は、ローラー台では飽きるのが目に見えています。ローラー買うならレースにでる覚悟で買わないと勿体ない気がするのです。

 

当然、寒さ対策は必須ですし、雪道でも走れる自転車じゃないと走れないほど雪が積もります。しかも路面が凍結することがある地域で、転んだら大変。車にひかれては何もなりません。

 

近年は、走破性のよいファットバイクを検討していました。一番、雪道に強いのでは?

ただ、なかなかの重量があって、室内に保管したとしても、出し入れが結構しんどそうで、場所もとりそう。ただでさえ、ロードバイクの保管場所の認可が下りるのに5年かかりましたから、もう1台置くというのはなかなか難しい状況です。

 

進展しないなら、別な方法を考えようと、以前も考えていたスパイクタイヤクロスバイクに履かせることを考えました。なのでファットバイク系の自転車を買うのは一旦保留ですね。

 

 

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ついに入手!

シュワルベ、マラソンウインタープラス 700C×35C

価格はコンチネンタル5000の2本より高いです…。

専用のチューブと念のために後輪フェンダーを購入。

なかなかの費用になりましたが、バイク1台買うよりは費用は安いというべきか!?

 

 

装着

 

ホイールは、完成車当時のホイールを使用です。もともと32Cのタイヤを履いていたホイールなので、35CはOKです。でも、40Cは厳しいかな?

 

交換用のスパイクピンも販売されているので、次回購入しておこうと思います。

 

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装着

 

装着自体は、細いタイヤよりははめ易いですね。空気圧は最大5BAR、最小2BARなので、空気を入れるポンピング回数も少なくて済みます。フレームとのクリアランスも大抵のクロスバイクなら大丈夫かと思われます。

 

空気圧は低めのほうが新雪や凍結路で走りやすいです。最初は4BAR以上にしましたが、あとで空気を抜いて、低くしました。

 

 

試走

 

実際のところ、どうなのか。

雪道というのは気まぐれなもので、プラスの気温になると溶けだして、路面が一気に悪くなります。

 

例えば、下のように雪が溶けて、車が通ると轍ができて、水たまりもあって、とても歩きにくい、走りにくい道路になってきます。したがって、こんな道ではとても乗れず、押して歩く事態になります。ファットバイクのような太いタイヤなら走破できるかもしれませんが、35C程度ではすぐに足がついてしまいます。

 

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湿った雪、深い雪、ザクザク路面は難しい

要するに、このタイヤは圧雪か凍結路向きですね。雪が溶けだした水分の多い雪道や、深い新雪では、埋まってしまいます。そうなると気温は氷点下の日に走るわけで、わざわざ寒い日にライドになるわけです! 一般的には変人ですね。

 

 

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それでも、除雪された歩道を走るのにはスリップせず、街乗りには十分ですね。これはザクザク路面の翌日に凍結して足跡が固まった路面でしたが、走る走る、ちょっとしたスリルもあって楽しいですね。

 

ただし、MTBのようにサスペンションが全くないので、ガタガタと振動は受けます。乗り心地は決して良くないので、不満な方はサスペンション付きのMTBのほうが良いでしょうね。

 

アスファルトが見える雪がない路面は、ピンの減りは気になりますね。そういう路面が増えればもう夏タイヤに交換でいいわけですが。

 

 

Vブレーキでも問題なかった

 

雪道はディスクブレーキじゃないとだめかなというのが懸念材料でしたが、速度がそれほど出せないので、Vブレーキでも問題ありませんでした。車でも雪道は飛ばすもんじゃないですからねえ。

 

基本的にギアは、フロントはミドルかローで、トルクをかけたほうが無難にこなせるはずです。

 

そんなわけで、雪道をどうしても走りたい人はスパイクタイヤを購入してみるのも一考です。雪道も楽しいですよ。

 

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またタイヤが増えてしまった

それではまた!