寒波到来、雪国の除雪事情
今期最大の寒波到来で、寒い日が続いた。
さすがにー10度くらいになるとピリピリする。
もっと寒い地方ではー30度も。
ただ、今年に入ってあまり雪が降っていない。
除雪が超楽ちんで助かるー。
北海道は寒いが雪は軽い。
だから除雪は新潟県や長野県など北陸地方のほうが大変だと思う。
しかも、雪がいっぺんに降る。
24時間降雪量で80cmを超えるなんてのは経験したことが無い。
放っておくと一戸建ては玄関開かなくなるね・・。
除雪機も小型のでは間に合わないのがよく分かる。
そういうわけで雪国に住んでいると自然と以下のような事に気づく。
一戸建て住宅に限るとやはり除雪箇所を最小限にするのが大事。
それは庭や通路の設計にかかってくるので修正可能なら思い切ってやるべき。
人力では雪を積み上げておける場所を作る。
植木などは置かず雪を一箇所に置けるようにする。
植木の無い裏庭に積んでおく手もある。
一番金のかからない除雪作業。
庭の雪や、敷地内の雪は歩道や道路に置いてはいけない。
自分の敷地内で処理しなければならないからだ。
車やバイクはカーポートや車庫内に置く。
ある程度雪を載せたままにできるので除雪箇所がかなり減る。
家と一体の組み込み車庫にする手もある。
(家を建てた後からはではできないが)
最近では無落雪住宅が主流。
これから家を建てる人だけが対象になるが、
屋根からの落雪というのは、重く硬いので除雪が苦痛になる。無落雪住宅は雪が周囲に落ちないので余計な除雪をしなくて済む。
庭に雪が溜まらず雪解けも早い。
物置や灯油タンクなどはなるべくまとめて置いたほうがいい。
ばらばらに配置すると、そこまで各場所を除雪しなくてはならなくなる。
融雪槽を設置する手もある。
灯油代がかかるが、雪を積んで置けない家には有効だ。
ただし、工事費は高い。雪を運ぶのは人力になる。
ロードヒーティングも有効だが駐車上に設置しているのは疑問だ。
玄関までの通路のほうが向いている。
通路だけなら電気式融雪マットで雪を溶かすのもいい。
人力が嫌なら除雪機だ。
常識的な時間さえ守れば疲労は最小限。除雪も楽しくなるかも。
ただし、雪を置ける場所が必要。間違っても隣家に飛ばしてはならない。
盗難が多いので車庫内保管が基本。
大きい機種ほど高額でメンテ費用もかかる。
作業時間は人力よりはるかに早い。
最近流行の業者委託のシーズン排雪。
数年前はトラブルが多かったらしいが最近は淘汰されて良質な業者が残ったか。
駐車場前の雪山や歩道の雪を排雪して一時的にすっきり。
ただし、庭や敷地内の雪は排雪禁止。
一週間に一度しか来ない。来て欲しい大雪の日に来ない。
なので、大雪のタイミングですっきりが一日限りのこともよくある。
雪を積み上げるのは除雪機がなければ人力。
歩道の雪にお金をかける覚悟がいる。
だいたい近所ではこのような除雪対策のいずれかをしている。
雪にはあまり金をかけたくはないものだなー。
だって、春になれば消えるんだから。