ハブとプーリーのメンテナンス
連休はコロナウイルス感染拡大による外出自粛と悪天候もあって、クロスバイクのメンテナンスに明け暮れた。
クロスバイクだって、やっぱりメンテナンスしないと軽快な走りもできなくなってくる。ママチャリのように錆びだらけのチェーン周りを見るのは悲しいものだ。
5年ほど経っているクロスバイク。ぶつけたところもあり、傷は多少あるが特に問題の箇所はない。今年は、ロードバイクが中心になったのもあって、走行距離はかなり少なくなってしまった。
それでも、街乗りや長時間駐輪にはクロスバイクは重宝した。価格が安いからと言って雑にはしたくはない。
なるべく車体は綺麗にして、駆動系やホイールは最低限でもメンテナンスしてやりたい。
改造したのでロード用のホイールを履けるのだが、純正品のホイールも未だに使っている。28cのタイヤで落ち葉が散らかる道路や、残雪のある春なんかには心強い。
なお、クロスバイクは長時間駐輪があるため、セキュリティ上、メーカーや全体の写真は載せないようにしている。
JALCO DT21(HB-RM70)
購入時についていたホイール。メンテナンスといってもハブがメイン。シマノのハブはHB-RM70だ。
ハブスパナを使って軸を取り出す。BIKE HANDのスパナだ。片側を外せば軸は抜けるが、ボール球が落ちて転がることもあるので注意。
前輪
前輪はこんな感じだ。球は片側10個づつで計20個のシマノハブだ。前輪のほうがフリーホイールがない分、簡単だ。
グリスを新しく塗り替えて、再セット。
ちなみにハブ軸はこの部品が抜けなかった。あまり、無理にやると動かなくなりそうなので外さなかった。軸の目が細かいので、変形や錆がひどいとグリスアップできなくなるかもしれない。
両側、同じ形の部品なので間違うこともない。
後輪
後輪も同様に外すのだが、フリーボディがある側は球の取り出しが面倒。ハブの中心に球が落ちると、グリスにくっついて取りずらくなる。ピンセットなど駆使して取り出そう。今回はフリーボディを外さなかった。
写真のように軸の片側の部品がかなりきつく外すのをやめた。固着しているのか、外せないようにしているのかは不明。
後輪の球は、片側9個の計18個だった。
古いグリスを取って、新しいグリスを盛って完了。それほどグリスは汚れていなかったが5年経っているので変色しているのかもしれない。
前輪、後輪ともにグリスがかなり盛ってあった。
球やハブ軸にもたっぷりとグリスを塗っておく。
グリスはいつものプレミアムグリス。
プーリーを外す
今回はプーリーも外してみた。六角レンチで簡単に外せる。非常に簡単なしくみで、ボールベアリングすらない。ゴミが結構ついていたので洗浄して、元に戻す。軸の部分のみグリスを少し塗っておいた。
さらにチェーンやスプロケットも洗浄。
砂利などもついているので、それらを落とすと非常にスムースになる。
あと、リアディレーラーの内部のバネを見ると結構、ゴミや砂利が入り込んでいた。この辺も取ってやった。
大事に乗れば、10年くらい使えるだろう。
ではまた!